学会参加記

第55回日本医学検査学会に参加して

奈良県立医科大学付属病院院 今井竜子

 私が学会に参加発表することになったのは、3年前20数年ぶりに京都で天理の同窓生と会う事が有り、島根の副会長をしているので今度の全国学会に「おいでよ!」と言われた事が、きっかけでした。
 学会会場の松江は,子供が小さい頃家族で訪れて以来久しぶりでしたが、早朝の発表でもあったので職場の座長で参加する森嶋さんと、京都からの夜行バスに乗ることにしました。しかし、森嶋さんは前日から熱を出し点滴を打っての出発でした。19日朝6:00頃松江駅に着き雨の降る中会場に行きました。
「LVRS(肺容量減少術)施行例の長期検討―呼吸機能検査データからー」を発表後生理では、今1番話題でもあるSAS(睡眠時無呼吸症候群)についての発表を何題かを聞きSAS検査の重要性をさらに感じました。 今回の学会参加目的の一つでも有る私の座長、その他自動呼吸機能検査研究会の役員の方々と11月開催「琵琶湖セミナー」の連絡事項、打ち合わせも発表の合間に忙しく済ませる事ができました。
 その後会場近くにある松江城に出かけました。雨上がりの真っ黒で重厚な天守閣と庭園に甘い香織を放ちながら咲くりっぱな「なんじゃもんじゃ」の木が印象的でした。
また、天守閣からの松江の風景は最高でした。
 おいしい食事でもごちそうになろうか?と思っていた同級生は、忙しくて顔を見て少し話ただけで、昼の特急で松江を離れると言うハードな一日でした。
 実は職場の人達、一緒に行動して下さった森嶋さん、島根の同級生、そして家族にも「年なのに大丈夫なの?前日から宿泊してゆっくり行けば」と心配されていたのですが、いままでと同様に「大丈夫!当直もしているから」とハードなスケジュールを強行しました。家に着いてから土日と歯がはれ熱を出し顔までゆがみ‘年‘を感じ無理が出来ないことを痛感した学会でした。
 もう一つ感じた事は、今回発表した肺気腫はたばこが主な原因なのでと、主人に禁煙をすすめようやく禁煙をしました。しかし禁煙が原因で今度は太り「いびき」がすごくSAS予備軍になって来ました。今回の話題の症状です。そして、ウエストも徐々に大きくなり2~3日前のドッグでは、「これ以上太らないように適度の運動を」とメタボリック症候群に気をつけるように言われたそうです。是を聞いて次回の学会はメタボリックシンドロムの話題が多いかなあ…と感じています。